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お迎え後3日間の対処法

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お迎え後3日間ほどは、新しい環境に慣れるまで、
色々な面で、ワンちゃんとの我慢比べと思ってください。

今後の育て方の第一歩! 何でも最初が肝心です。

決して甘やかす事なく、温かい目でしっかりと見守ってあげましょう!
1.お迎え後3日間は、とにかく休息を!
新しいご家族として迎えた、可愛らしいワンちゃんですから、「一緒に遊びたい!」
「抱っこしてあげたい!」と思われるのは当然の事です。
しかしワンちゃんは、移動のストレス、そして環境の変化と、今まで経験のない事の繰り返しで相当疲れています。子犬は自分自身の体力の限界を知りません。
人間が構ってあげれば、いくら疲れていても、元気一杯遊び続けます。
そして突然、電池が切れたように。。。可愛がってあげているつもりが、逆に子犬の疲れやストレスを増大し、体調不良を招く事も少なくありません。
子犬も遊びたがるとは思いますが、最低3日程は、ゆっくりと休める環境を作り、しっかりと休息させてあげましょう。

2.室温への配慮を忘れずに!
冬場は毛布や、ペットヒーターを寝床にセットしてあげれば大丈夫ですが、夏場の室温調整は特に要注意です。
特に暑さに弱い大型犬などは、室内で熱中症になる事もあります。
室温に特に決まりはありませんが、人間が快適に過ごせる程度が、子犬にとっても快適な温度です。夏場にエアコンを入れる時は、寝床にバスタオルなどを敷いてあげ、寒くなったらもぐり込めるようにしてあげましょう。

3.騒ぎ続けても、ケージやサークルからは出さないで!
子犬は必ずと言って良いほど、ケージやサークルに入れると泣き叫びます。
「出して!」「遊んで!」「かまって!」と、この小さいな身体から、こんな大きな声が?と思えるくらい騒ぐ子もいます。あの手この手で救いを求めます。
飼い主としては、放っておく事がとても辛く感じる事でしょう。近所の事もあるし。。。
しかし、この泣き声に負けて、声を掛けたり、ケージから出してあげたりすると、子犬は、「鳴いて騒げば、誰かが構ってくれる!外に出れる!」と学習してしまいます。
鳴いても叫んでも無視!をご家族皆さんで徹底していただければ、必ずあきらめます。
そうする事によって、「鳴いて騒いでも無駄!」と学習してくれます。
この数日、負けずに頑張る事が、後の要求吠えや無駄吠えの軽減につながります。
ご近所の方にも、予め理解を求めておくと良いでしょう。

4.夜鳴きも無視!辛いですが頑張りましょう。
お迎え後数日は、子犬もやはり寂しいですから、夜鳴きをする事もあります。
起きては鳴き、寝てしまい、そして起きては鳴きの繰り返しです。
鳴くからと言って、ケージから出したり、寝室に連れて行ったりしない事が鉄則です。
夜鳴きは放っておけば、環境に慣れて必ず数日でおさまります。甘やかせば、その時だけは治まりますが、夜鳴きがいつまでも続く事にもつながります。
少し寝不足になるかも知れませんが、徹底して頑張り抜きましょう。
通常リビングルームで生活させているのであれば、寝る時もリビングでOKです。
あえて人のいる場所で寝かせる等の対応すると、余計に夜鳴きを増幅させます。

5.トイレは成功しやすくして、褒める!
最初からトイレを完璧にできる子犬は、非常に少ないと思っておきましょう。
先ずは、ケージやサークル内の床全面にトイレシート敷き詰め、その上に寝床を置きます。
寝床以外が全てトイレになる訳ですから、ほとんどの場合が「おトイレ成功!」となります。
そして、シートの上で排泄している所を見つけたら、大げさ位に褒めて、遊んであげます。
そうする事により、シートの上で排泄すると、遊んでもらえると学習させます。
後は床一面のトイレシートの範囲を徐々に狭くして行き、場所を定めて行きます。

6.時間を決めてコミュニケーションを!
子犬の内は、1日の大半を寝て過ごします。
遊びすぎ、かまい過ぎは、かえって子犬のストレスとなり、体調不良の原因にもなります。

7.食欲とウンチの状態を良く観察してください。
新しい環境になって、食欲が落ちる子が多いです。
今までは、兄弟で競って食べていたのですから、それも仕方がありません。
半分程度を食べていれば問題ありませんので、餌を置き続けず、ある程度時間が経てば片付けるようにしてください。そして次回の時に、量を減らさず定量を与えてください。
お腹が減れば、必ず食べるようになります。
但し、チワワやプードルなどで、サイズの小さい子の場合は、食べさせる努力が必要な場合もありますので、担当者の指示を仰いでください。
ウンチは、健康のバロメーターです。多少の軟便は問題ありませんが、つかめないような状態が続いたり、血や粘膜などが混じった場合は、すぐに動物病院にお連れください。

8.しつけを急がないようにしてください。
環境に馴染み、お互いの信頼関係ができあがるまで、しつけを急ぐ必要はありません。
期間の目処は、約1週間後というところでしょうか。

9.異常を感じたらご遠慮なくブリーダーまでご連絡ください。
特にワンちゃんを始めて飼われる方は、色々と不安がある事と思います。
決して慌てず、まずはブリーダーまでご連絡ください。

その他の注意事項
その他の注意事項
※トイレの粗相について
最初からトイレを完全にしてくれる子はいません。トイレは、怒るよりも褒めて教える方が早道です。

粗相をした時に、騒いだり怒ったりすると、子犬は構ってもらっているのと勘違いして、粗相をすると遊んでもらえると思い込んでしまいます。祖祖をした時は、黙ってサッと片付けるようにしましょう! そして粘り強く教える事をお忘れなく!

※あまがみについて
子犬は生後約4ヶ月間頃から歯が生え変わり始めます。大人の歯に完全に生え変わって少し経つまでは、どの子もあまがみをします。

これは一過性のもので、自然と必ず治まりますのでご安心ください。
あまがみをしている間に必ず教えて置きたい事は、「人間を噛んではいけない!」という事です。

家族で言葉と統一します。例えば「痛い!」とか「ダメ!」ですね。理解してくると、その言葉を聞くと、噛むのを躊躇したり、噛むのを緩めたりするようになります。
噛むのを止めた時は、すかさずに褒めてあげてください。

興奮して酷く噛む場合は、マズルコントロールなどを使って真剣に怒りましょう!

※お散歩やシャワーの開始時期について
お散歩は、最終のワクチンが完了して1〜2週間後から行えます。それまでは免疫が定着せず、命をも奪う恐ろしい感染症に対して、全く無防備な状態だと言う事を肝に命じておきましょう。
子犬をダッコして外に連れて行くのは構いません。(他の犬との接触や地面に下ろす事は厳禁。)

シャワーについは急ぐ必要はありません。どうしても洗わなければならない時は、とにかくしっかりとドライしてあげる事が大切です。タオルドライの後、ドライヤーを使って、毛の根元からしっかりと乾かせてあげます。
特におなかの部分のドライが不十分だと、下痢や風邪の原因なります。

最終ワクチンが完了するまでは、お尻などが汚れている場合などは部分洗いしたり、蒸しタオルで拭いてあげる程度で問題ありません。

※耳そうじ・爪きりについて
耳そうじや爪きりは、すぐにでも始めて構いません。
犬は耳が汚れやすいですので、こまめに掃除してあげましょう。

幼い内から慣らしてあげると、成犬になっても嫌がらなくなります。初めから完璧にしようと思わず、やんわりとゆっくりとコミュニケーションを取る感じでスタートすると良いでしょう。


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